マンチェスター・ユナイテッドは、新オーナーのジム・ラトクリフを迎えて、クラブの再構築を進めている。今夏にはチームの人員整理も検討しており、ブラジル代表MFカゼミーロの今夏放出と後釜の確保を狙っているようだ。英メディア『90MIN』が報じている。
レアル・マドリードから移籍して以来、カゼミーロはユナイテッドの中盤を支える存在として活躍してきた。しかし、今シーズンは度重なる怪我でパフォーマンスも低調気味であり、同メディアは契約が残り2年となる今夏に同選手を放出する可能性があると指摘した。
カゼミーロに対しては、昨年から再三サウジアラビアからの強い関心が報じられており、「ユナイテッドは今夏の移籍金確保のために、適正なオファーがあれば同選手を放出するだろう」と、同メディアは伝えた。
また、同メディアはスペインメディアの『SPORT』の報道を引用する形で、「ユナイテッドがカゼミーロを放出した場合、プレミアの目玉MFとして注目されているウルブズのジョアン・ゴメス獲得に動くだろう」と報じた。なお、同メディアは、ゴメスに対してすでに約3500万ポンド（約56億円）のオファーを準備中であると伝えている。
ゴメスは、2023年1月にフラメンゴからウルブズに加入して、すぐにチームの中心としての地位を確立した。今シーズンを通して印象的なパフォーマンスを残しており、イングランド代表との親善試合では代表初出場を果たしている。
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