サッカーU-23日本代表は25日、国際親善試合でU-23ウクライナ代表と対戦し、2-0で勝利した。22日にU-23マリ代表と戦って1-3で完敗した日本代表は、今回の試合でスタメン10人を変更。この日先発出場を果たした荒木遼太郎が、代表生き残りに向けての意気込みを語っている。
2年ぶりに代表復帰を果たした荒木は、4月に控えるU-23アジアカップカタール2024兼パリ五輪最終予選前の最後となる重要なテストマッチで先発出場を果たした。48分、荒木が蹴った右コーナーキックをニアサイドで関根大輝が合わせると、こぼれ球を佐藤恵允が押し込む形になり先制点を奪うことに成功した。
先制点の起点となった荒木は「あれは狙い通りだった」と明かし、「自分のプレーは出せた。結果を出せれば一番良かったですけど、その中でも攻守にわたって持ってるもの（を出せた試合）だったと思う」と、この試合の自分のパフォーマンスを振り返っている。
この試合ではチームメイトの松木玖生と中盤を形成し、攻撃の組み立てだけでなく、フィニッシュから前線のプレスまで存在感を発揮した。荒木は松木との連携の手応えと中盤の関係性について、次のように振り返っている。
「自分のプレーは出せた。松木はチームでやってるときも（中盤から）落ちながらプレーしてくれるので今回も落ちてくれるかなと思った。自分は高い位置を取りながらやれていた。ボールも非常によく動かせていたし、相手の隙をつきながら前進できていたので、中盤の関係性は本当にいいものがある」
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久々の代表での試合だったことについては、「試合に対するモチベーションは変わらず、どの試合も同じ気持ちで臨んでいる」と述べた上で、「ただ、日本を背負って戦うのはやっぱり特別なものがある」と日本代表に対する自身の心境を明かしている。
最後に、代表生き残りの手ごたえを問われた荒木は、「やれることはやった」と前置き、「いつでも選ばれたら行く準備はできている。選ばれたときのパフォーマンスをもっと上げられるように、帰って短い期間ですけどやっていきたい」と、意気込みを語っていた。
（取材：元川悦子、構成：編集部）
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