福岡PayPayドームにある「あまりにも福岡すぎるボックス席」がX上で注目を浴びている。
福岡すぎるとはどういうことか? 現場の写真をご覧いただこう。
鮮やかすぎるほど鮮やかな赤。シートにはウニョッとした形のクッション。テーブルの中には赤いつぶつぶがミッチリ。このシート、何をイメージしているか分かるだろうか。
福岡といえば……そう、明太子! 見てたらなんだかお腹が空いてきてしまった……。
このボックス席は「やまや めんたいこBOX」。2019年、福岡ソフトバンクホークスとやまやコミュニケーションズ(本社:福岡県福岡市)のネーミングライツ契約締結によって誕生したシートである。
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なぜ5年も前に作られたシートがいま、関心を集めているのか? それは2024年3月、意外なところで話題に上ったからだ。
「いじりかと思ったらまじの座席名でびっくり」
それは、9日・10日に福岡PayPayドームで開催されたアイドルグループ「SixTONES」のコンサートだ。
メンバーがコンサート中のMCやラジオなどでこのシートについて言及。SixTONESの公式Xアカウントからも投稿されると、ファンと思しきユーザーからこんな声が寄せられた。
「想像以上に明太子でわろてる」
「SixTONESもイジりたくなるはずだわ」
「MCのとき明太子看板の下にある座席のこと『明太子ボックスの人たち!』って樹くんが煽ってたのいじりだと思ったらまじの座席名でびっくり」
「ジョークかと思ってたら、規制退場のアナウンスで『めんたいこBOXのお客様~』って言っててほんまわろた」
本日話題になった席は本当に「めんたいこBOX」席というみたいです♀️#SixTONES_VVS pic.twitter.com/w8jipvYgaf
— SixTONES / ソニーミュージック (@SixTONES_SME) March 9, 2024
ユニークすぎる「やまや めんたいこBOX」についてもっと知りたい――Jタウンネット記者は21日、やまやコミュニケーションズを取材。誕生の裏側には、ソフトバンクホークスのこんな思いがあったという。
選手達に「明太子のように福岡から全国に羽ばたいてほしい」
ちりばめられた「隠れ明太子」
「やまや めんたいこBOX」という企画が誕生したのは2018年。翌19年はソフトバンクホークス福岡移転30周年だったので、それに向けて「球場の新たな楽しみ」を作りたいという考えも球団にはあった。
そこで明太子をモチーフにしたシートが作られることになり、ネーミングライツの打診を受けたのがやまやコミュニケーションズ。同社が受諾したことにより、19年3月のプロ野球開幕戦から「やまや めんたいこBOX」(全9BOX)がスタートした。
「BOXによってデザインが異なる明太子型のテーブルや明太子の粒をイメージしたドット柄など写真映えも抜群です。隠れ明太子も散りばめられているのでぜひ、探してほしいです。
明太子をイメージした巨大オブジェがスタメン発表時や選手がホームランを打った時などに光る演出もありドーム内を盛り上げます」(やまやコミュニケーションズ)