サッカーU-23日本代表は22日、国際親善試合でU-23マリ代表と対戦し、1-3で敗北した。試合後、アンカーとしてスタメン起用された川﨑颯太は「悔しさしかない」と語った。京都サンガF.C.に所属する川﨑にとって、試合が行われたサンガスタジアム by KYOCERAは慣れ親しんだホームのスタジアムだった。
試合開始わずか2分、平河悠の先制点でスコアが動いた。右サイドのフリーキックから山田楓喜がゴール前にクロスを入れると、これに反応した植中朝日が頭でそらした。奥で待っていた平河がこぼれ球をコントロールし、シュートコースを作ってゴールに蹴り込み先制点を奪った。
しかし、徐々にマリ代表にペースを握られて日本代表は押し込まれる展開が続いた。川崎は「相手の身体能力はやはり高い」と感じたことを強調し、「ボールを取るところは結構よかったと思う。ただ取った後のプレー、そこが自分もだし、チームの課題。うまくボールをつなげようとした時にもう少し上手くできたと反省している」と、チームの課題と自身の反省点を挙げていた。
また、先制点を奪った後、徐々にマリ代表に試合を支配されしまった原因について、「Jリーグとは違ったスピード感でやられた」と前置きし、次のように振り返っている。
「純粋に相手の一歩は大きいし、早いしっていうところはかなり驚かされた。前へのエネルギーを出せずに出足の一歩にもつながらなかった。前から行きたい中で、セカンドボールが拾えなかったり、ラインがあげられなかったり、コンパクトにできずオープンな展開にされてしまったという印象。潰すところも自分たちの距離感ではなかったからこそ、うまくいかなかったと思う」
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1失点目は川崎のパスミスから生まれてしまった。川崎は「この試合を糧にしてもっと成長する必要がある」と悔しさを滲ませ、「本当に皆さん最後まで応援してくれましたし、最後の外周の時も声をかけてくれた。この試合があったからこそオリンピックとか最終予選でできた、そういう試合にしなきゃいけないと思っている」と、今後に向けての抱負を語っていた。
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