(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
開幕戦の初っ端から、まさかの展開だ。3月20日、ドジャース・大谷翔平の通訳を務めてきた水原一平氏が、違法賭博に関与した疑惑で球団から解雇されたと、米メディア『ESPN』に報じられた。
2018年、大谷がロサンゼルス・エンゼルスへ入団したときから、専属通訳として二人三脚で歩んできた。野球面での通訳だけでなく、プライベートの通訳など生活全般をサポート。大谷は水原氏の家族とも交流があり、公私共に深い関わりを持っていた。
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だが、『ESPN』の報道によると、水原氏はスポーツの違法賭博で多額の借金を作っていたという。大谷の銀行口座から、少なくとも450万ドル(約6億7500万円)が送金されていたこともわかり、水曜日に解雇されたとも伝えられた。
水原氏は、同紙のインタビューに対し、2021年からスポーツ賭博(野球以外)を始めたと明かしたが、「合法だと思っていた」と語った。借金は雪だるま式に膨らみ、2023年、水原氏は大谷にギャンブルの借金返済を大谷に頼み、大谷は「二度とこんなことをしないよう助ける」と、借金を肩代わりしてくれたとも語っている。