週に1回ほどのペースで同園に通っているLIJさんは、ホウちゃんが高い場所から助走をつけてジャンプする姿は何度か見かけたことがあるという。しかし、目隠しをした上に助走なしでジャンプするところは初めて見た。
「唖然としました。動画にも小さい声で入ってると思いますが、『うそっ』て思わず声が出てしまいました」(LIJさん)
記者は15日、ホウちゃんのこの行動について、天王寺動物園にも話を聞いた。
同園の飼育員によると、ホウちゃんは2020年11月生まれの3歳。自由気ままで天真爛漫、時々我が強い時もある性格で、よく三角コーンやかごなどを被りわざと周りが見えにくい状態を作って遊ぶことがある。
「(目隠しは)遊びの刺激を強めるためにやっていると思われます。その状態でプールに飛び込むのは、特にテンションが高い時に見られるものです」(飼育員)
どうやら、ハイテンションな時にスリルを求めて行う遊び方だったようだ。
ちなみにこの遊び方、ホウちゃんの母親の「イッちゃん」もよくやっていたものなんだとか。ホウちゃんはそれを見てやり方を覚えた可能性もあるという。
「ただ、他のホッキョクグマも何かを被ることをよくするので、ホッキョクグマ自体がそういう習性を持っているものと思われます」(飼育員)
広告の後にも続きます
天王寺動物園に行ったとき、ホウちゃんが「目隠し大ジャンプ」を披露していたら、その日はすっごく楽しい! というサインかも?