昨年12月上旬にグランドオープンしたサウナとシアターが隣接する次世代型映像体験施設「シアターギルド 下北沢」にて下北沢を舞台にした映画を厳選した特集上映が開催されております。
この特集は下北沢という街を愛し、暮らす人・訪れる人たちに、代沢5丁目の茶沢通り沿いに面する映画館で作品を観ていただくことによって、街の風景そのものが思い出になってほしいという気持ちを込めて、企画されたものです。
特集上映は、お笑い芸人で芥川賞作家・又吉直樹の大ヒット小説を『世界の中心で、愛をさけぶ』や『ナラタージュ』で知られる行定勲監督のメガホンで映画化した『劇場』。
『愛がなんだ』や『ちひろさん』の今泉力哉監督が紡ぐ、ユーモアと優しさに包まれた恋愛群像劇『街の上で』。
『東京兄妹』で、ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞、『東京夜曲』で、モントリオール世界映画祭において日本人初の最優秀監督賞など、名作を生み続けた故市川準監督が、豪華俳優陣と共に下北沢を舞台に完成させた、『『ざわざわ下北沢』。
そして、演劇界の風雲児・石垣エリィと映像界の新鋭・藤本匡志のタッグで送る“夢見るおじ”たちのミュージカル映画『オジキタザワ』の4本で構成されております。
いたるところに小劇場やライブハウス、古着屋があり、多くのカルチャーが存在する下北沢を巡る特集上映は3月5日(火)まで開催されます。
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上映作品
『劇場』
監督:行定勲
キャスト:山﨑賢人、松岡茉優/
寛 一 郎、伊藤沙莉、上川周作、大友 律/
井口 理(King Gnu)、三浦誠己、浅香航大
©2020「劇場」製作委員会
ストーリー
高校からの友人と立ち上げた劇団「おろか」で脚本家兼演出家を担う永田(山﨑)。しかし、前衛的な作風は上演ごとに酷評され、客足も伸びず、劇団員も永田を見放してしまう。解散状態の劇団という現実と、演劇に対する理想のはざまで悩む永田は、言いようのない孤独を感じていた。そんなある日、永田は街で、自分と同じスニーカーを履いている沙希(松岡)を見かけ声をかける。自分でも驚くほどの積極性で初めて見知らぬ人に声をかける永田。突然の出来事に沙希は戸惑うが、様子がおかしい永田が放っておけなく一緒に喫茶店に入る。女優になる夢を抱き上京し、服飾の学校に通っている学生・沙希と永田の恋はこうして始まった。
https://theaterguild.co/movie/detail/gekijyo/
『街の上で』
監督:今泉力哉
キャスト:若葉竜也、穂志もえか、古川琴音、萩原みのり、中田青渚、成田凌(友情出演)
ストーリー
下北沢の古着屋で働いている荒川青(あお)。青は基本的にひとりで行動している。たまにライブを見たり、行きつけの古本屋や飲み屋に行ったり。口数が多くもなく、少なくもなく。ただ生活圏は異常に狭いし、行動範囲も下北沢を出ない。事足りてしまうから。そんな青の日常生活に、ふと訪れる「自主映画への出演依頼」という非日常、また、いざ出演することにするまでの流れと、出てみたものの、それで何か変わったのかわからない数日間、またその過程で青が出会う女性たちを描いた物語。
https://theaterguild.co/movie/detail/machinouede/