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白亜質テロワールのミクロな個性を追求する「ブルーノ・パイヤール」

ワイン王国

「ブルーノ・パイヤール」共同経営者のアリス・パイヤールさん。「『エクストラ・ブリュット プルミエール・キュヴェ』は第1章、『キュヴェ・スワサン・ドゥーズ エクストラ・ブリュット』は第2章。第3章、第4章は皆さんのセラーで迎えてください」

村ごとに造るコトー・シャンプノワ

セミナーでは、シャンパーニュ地方で造られるスティルワイン「コトー・シャンプノワ」も試飲した。登場した2020年ヴィンテージは、秋から冬にかけて雨が多かったため土中に水分がしっかりといきわたり、ブドウの成長が早く、開花はスムーズだった。夏以降はあまり雨が降らず、水分ストレスにより一部のブドウの生育に遅れが見られたものの、徐々に成熟し果実味豊かなブドウが収穫できたという。

ブルーノ・パイヤールのコトー・シャンプノワは、高樹齢のブドウを使用し、通常より収穫量を30~50パーセント抑えることで凝縮感のあるスタイルを生み出している。
村別のコトー・シャンプノワは、フランスの3ツ星シェフ、故ジョエル・ロブション氏のリクエストにより造られはじめ、以来20年が経つそうだ。

オジェとル・メニル・シュール・オジェはシャルドネ100パーセント。オジェはまろやかでル・メニルは酸が鋭く、キャラクターは正反対だ。ピノ・ノワール100パーセントで造るレ・リセとマイィも、異なる個性をみせてくれた。ベリー系の果実感が開放的な印象を与えるレ・リセに対し、マイィはややスモーキーなニュアンスが感じられる。

ブルーノ・パイヤールは、白亜質を中心としたテロワールの中でミクロな多様性を追求している。

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(左から)『オジェ コトー・シャンプノワ グラン・クリュ 2020年』品種:シャルドネ100% 価格:1万4300円/『ル・メニル コトー・シャンプノワ グラン・クリュ 2020年』品種:シャルドネ100% 価格:1万4300円/『レ・リセ コトー・シャンプノワ 2020年』品種:ピノ・ノワール100% 価格:1万4300円/『マイィ コトー・シャンプノワ グラン・クリュ 2020年』品種:ピノ・ノワール100% 価格:1万4300円

*価格は税込

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