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「そこにカバン置く!?」育ちを疑われる瞬間

日刊ホントの話

他人の仕草やふるまいを目にして、ふと「育ちの良さそうな人だな」と感じることがあると思います。逆に「えっ、そんなことをするの?」と育ちの悪さを感じるような他人の行動に驚くこともあるでしょう。

自分にとっては大した事ではなくても、ひとから見れば品性や育ちを疑われてしまう瞬間はどんなシーンに現れるのでしょうか。

●親の顔が見たい!? 育ちを疑われる瞬間とは

 「育ちが悪そうだな」と思われがちな言動をシーン別にまとめました。どんなところを見られているのか、シュチュエーションを意識しながらチェックしてみてください。

【食事シーン】
・こぼす、食べ散らかす、食べ物を口に入れたまま話したり食べ方が汚い。
・箸やカトラリーの持ち方、使い方がおかしい。
・好き嫌いが多く、食べ残しも多い。
・食卓にカバン等を平気で置く。

 親の躾や教育、品性が如実に現れてしまうのが食事の場。一緒に食べる人が不快になるような不衛生な言動や、食べ物を粗末にしていると感じられる行動で、育ってきた環境の違いを見透かされてしまうことも。「ダイエット中だからとお鮨のタネだけ食べてシャリを残す」「皆で取り分けて食べるものなのに直箸でつつく」「何を食べる時もクチャラー」などに、育ちの悪さを感じたという声も。食べる行為には本性が出てしまうものなのかもしれませんね。

【訪問シーン】
・ドアを勢いよくバタンと閉める。
・他人の家に素足で上がる。
・洗面所やトイレを濡らしたり、汚してもそのまま。
・上着やコートを着たまま部屋に入る。

 他人の空間に赴いた時のがさつなふるまいや礼儀知らずな言動は、育ちが悪いと思われてしまいます。相手先では「おじゃましている」という意識で非礼のないように尚一層気をつけるべきですが、普段の生活が想像できてしまうような言動は育ちの悪さを疑われてしまいます。

【会話シーン】
・お金の話が多い。
・匂わせやマウンティング、自慢話が多い。
・言葉遣いが汚い。
・人を見下す発言をしがち。
・店員さんや運転手さんへの態度が偉そう。

 どんなに上品で高級な装いをしても、話し方やその内容から育ちの悪さが露見することも。育ちのいい人は他人と自分を比較したり他人に対してとやかく言うことがなく、誰に対してもフラット。自慢や、人を下げて自分を上げるマウンティング的なことをする人は結局自信のなさや虚栄心が剥き出しになり下品なイメージに。また会話のタブーを知らないのも育ちの良し悪しを感じさせてしまいます。

【ルールやマナー】
・地べたや階段など、どこにでも座る。
・禁煙エリアでタバコを吸う。
・飲食禁止の空間で飲食する。
・挨拶をしない。
・ゴミの分別をしない、ゴミを放置する。
・混んでいる電車で座席に荷物を置く。

 大人として、社会人としての常識を守れない人も育ちの悪さを周りに感じさせます。パブリックなスペースでも「バレなければいい」とルール違反や自己中心的な言動をしてしまう大人も結構いるものですが、その考え方自体が品性の無さの象徴。マナーやルールを守らないことは、他人に迷惑をかけたり、誰かに後始末をさせることが平気なのだと思われてしまいます。

●育ちは変えられないけれど、印象は変えられる

 育ちを疑われてしまう人は「関わったら面倒くさそう」「一緒にいると不愉快だし恥ずかしい」「その場の空気を悪くする」「悪い影響がありそう」などと思われ、他人から距離を置かれたり、避けられてしまうこともあります。

 残念ながら「育ちは変えられない」という見方をする人も少なからずいます。しかし、教養やマナーを身に付けることでその印象を変えられないわけではありません。まずは自分に足らない部分を学び、他人からどう見えているのかということを考えてみるのも大切なのではないでしょうか。

 そして自分が「育ちが良い」と感じる人を真似してみるのも効果的。育ちの良い人はその育ってきたコミュニティー環境や親の真似をしながら成長してきたわけですから、良いお手本に囲まれていたとも言えます。身近にいるお手本となる人から、丁寧な所作、話題の選び方や話し方、周りとの協調性などを学んで、品のいい立ち振る舞いを身に付けることを意識したいですね。

 
   

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