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50年以上のロングセラー!「メリーチョコレート」の隠れた名品「マロングラッセ」/人気店の定番スイーツ vol.64

おいしいマルシェ

長年愛される「定番」スイーツ紹介の連載第64回は、「メリーチョコレート」の知る人ぞ知る逸品「マロングラッセ」をご紹介します。

日本におけるチョコレート製造販売の先駆けとして知られるブランド。少女の横顔が描かれたロゴマークを見れば、ぴんと来るという方も多いことでしょう。大粒の栗がつやつやと煌めく姿に思わず心ときめき、口にすればしっとり。何とも言えない風格漂う品です。

日本におけるチョコレートのパイオニア「メリーチョコレート」

「メリーチョコレート」は、創業者・原堅太郎氏が1950年より東京都渋谷区で高級チョコレートとキャンディの製造販売を始めたブランドです。1958年には、日本で初めて 「バレンタインデーに女性から男性へチョコレートを贈る」 というスタイルを提唱し、都内の百貨店で初めてのバレンタインセールを実施しました。

子供の頃に食べた懐かしい思い出を持つという方も多い「チョコレートミックス」缶は、何度かデザインを変えつつ、今も愛され続けています。

手間ひまを惜しまない伝統のマロングラッセ

そんな「メリーチョコレート」の中でも知る人ぞ知る人気商品が「マロングラッセ」です。1972年より製造され始め、チョコレートと並び、メリーチョコレートを代表する商品として愛されています。

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「マロングラッセ」の製造にはかなりの手間ひまがかかるため、日本だけではなく、ヨーロッパの菓子店でも、既製品を仕入れて販売しているお店も増え、オリジナルで製造しているところは少なくなっています。

「メリーチョコレート」では、大粒で渋皮がむきやすく、栗の産地として名高いイタリア産の大粒の「マロン」を使用。これは、1つのイガに1粒の大きな栗が入ったものを指し、フランス語では「マロン」、イタリア語では「マローネ」といった呼び方をします。これに対して、小ぶりの栗が3つ入っているものは、「シャテーニュ」「カスターニャ」といった呼び方で区別しています。

マロングラッセに使われる大粒の栗は、栗の風味が豊かでシロップでの漬け込みにも適していますが、「メリーチョコレート」では、その中でもさらに、粒のそろった良質な栗を厳選しているそうです。

シロップの糖度を日ごとに少しずつ高めていきながら、数日間漬け込みます。それにより、栗の芯までシロップが浸透し、しっとりと柔らかく、表面も艶やかな仕上がりとなります。

漬け込みの最終工程でブランディとバニラの香りを加えているのが、より豊かな味わいの秘密です。現在は、出来立ての味わいをそのまますぐに真空パックにして、箱に詰めています。

贈り物や素敵なデザートとして楽しんで

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