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非常識!と思われてしまうトイレのマナー5つ

日刊ホントの話

日本人は世界一綺麗好きな民族ともいわれています。ここまでするかと非常識に思われてしまうほどですが、その最たるものとして頻繁に例にあげられるのはトイレについてです。

手を触れなくても開く蓋、立ち上がると流れる水、消臭機能のついた便座もめずらしくありません。

 しかし、いくら機械は優秀でも使う側に問題があれば、心地よくトイレを利用することは難しくなります。とくに公共施設のトイレは、一日に何人もの人が利用する場所です。お互いに心地よく過ごすために、守るべきトイレマナーをご紹介します。

●マナー1:トイレットペーパーは切れたら交換する

 ありがちなバッドマナーは、トイレットペーパーの補充をしないまま出てしまうことではないでしょうか。用を足してから紙切れという事実を知る……できれば体験したくない状況ですよね。

 飲食店などの場合、補充用のトイレットペーパーが棚に置かれている場合が多く、切れてしまったと気づいた人が交換をするのが親切というもの。もし補充分もなくなってしまっている場合は、店員さんや駅員さんなど、近くの係の人に声をかけましょう。次に並んでいる人がいるようであれば、「今、紙が切れてしまっています」と一言告げることで惨事を防ぐことができます。

●マナー2:流れたかどうか確認をする

 ときおり流れの悪いトイレに出くわすことはありませんか?ハンドルの回し方が足りず、流れが途中で止まってしまうなんてこともあります。水音を聞いて、ちょっとしか流れなかったなと思ったら、一度蓋を開けてきちんと流れたか確認をしましょう。

 流れていないようであれば、きちんとハンドルを回しきることが大切です。流れない場合、それは故障ですから、気恥ずかしくてもやはり係の人に報告をした方が無難です。

●マナー3:使ったあとは便座と蓋を下げる

 男性が立って用を足すとき、便座を上げることはマナーです。男女共用の場合、男性も座って用を足すべきという意見もありますが、いずれにせよ使った後が肝心。便座と蓋をきちんと下げてから立ち去るようにしましょう。

 スタッフの知人の男性に便座を下げない理由を聞いたところ、「跳ねた水分を乾かすため」という答えが返ってきました。跳ねたとわかるような水滴があるのであれば、それはきちんと拭き取るべきですね。

 また、流す際に蓋を閉じることで臭いの充満を防いだり、O-157などの食中毒を予防することもできます。

●マナー4:トイレットペーパーの切れ端を床に落とす

 トイレットペーパーの切れ具合がよくなく、切れ端が床に落ちてしまうこともあると思います。ほんの少しの切れ端ならば仕方ないかもしれませんが、ときには10センチほどの切れ端がそのまま落ちていることも……。落とした本人は汚れていないものと分かるかもしれませんが、次に入る人は「何か汚れている?」と思ってしまいます。

 ちょっと屈んで拾うくらいであれば、手や服が汚れることはありません。未使用であれば紙も綺麗なはず。床に落ちたものもきちんと流しましょう。

●マナー5:便座を汚したら拭き取る

 人は一日に何度もトイレを利用します。ときには思わぬ形で便座を汚してしまうかもしれません。とくに女性は月経の経血が付着してしまうということもあるかと思います。気づいたらトイレットペーパーですぐに拭き取るようにしましょう。

 トイレによってはクリーナーが用意されていることもあります。便座は直接肌の触れる部分であるからこそ、汚してしまった場合には綺麗に処理をしましょう。

●トイレのコンセントで充電は行わない

 用を足す以外でも守るべきトイレマナーがあります。例えば、トイレのコンセントを使った充電が挙げられます。便座に繋がっているコンセントを引き抜いて、自分のスマートフォンを充電するなんてこともあるようです。

 飲食店や百貨店などでこうした行為を行った場合、それは「盗電」という立派な犯罪です。また、電子機器の充電がたった1回のトイレ時間に済むとも思えません。充電のために長居するというのも言語道断。充電は自宅で済ませるか、電源を提供している喫茶店などを探しましょう。

●マナーとは他者への“まごころ”の現れ

 いかがでしたでしょうか?自分の家じゃないから、誰かが綺麗にしてくれるから……公共のトイレではついついそんな気持ちが芽ばえてしまうものです。しかし、自分が誰かに与えた不快感は、回り回って自分にも返ってくるもの。マナーを守らなくてはならないのは、ルールだからではなく、それが他者への“まごころ”だからです。

 ほんの少しのことではありますが、自分のトイレマナーを思い返してみてはいかがでしょうか。

 
   

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