映画『散歩屋ケンちゃん』中のセリフ「プリンは文化だ」Tシャツ姿で笑う石田純一
「この年になると、毎日が常に終活なんです(笑)。『人間いつ死ぬかわからない』と、松原さんや、姉の葬儀のときにも感じました。いつ死んでも、悔いがないようにと思って生きています」
俳優でタレントの石田純一が、2024年1月14日で70歳になる。石田は、2022年10月、前妻で女優の松原千明さんを、2023年8月には実の姉で、歌手の石田桃子さんを立て続けに亡くした。松原さんは、移住先の米ハワイ州の自宅で急死しているのが発見された。64歳だった。
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「(松原との長女)すみれから『ママが亡くなりました』と連絡があり、『え、亡くなった? 嘘でしょ……』と返すのが精一杯でした。まったく想定していなかったので、ちょっと理解が追いつかないというか。松原さんのお父さんである原健策さんも、96歳まで長生きされたし、ご長寿の家庭なんですよ。僕より先に亡くなるとは思っていなかったんです」
松原さんの訃報を聞いたのは、長男・いしだ壱成との初共演映画『散歩屋ケンちゃん』(寺井広樹監督)の撮影に入る直前だった。石田は、壱成が2歳のときに最初の妻との離婚により別れ、16歳で再会している。そんな実生活さながら、生き別れた親子を演じるコメディタッチの作品だ。親子で共演を果たしたことに、石田はさまざまな思いが込み上げてきたという。