年を取るのは素敵なことです
以前流行った歌に『としをとるのはステキなことです そうじゃないですか』という歌詞がありました。「年を取って忘れっぽくなるのは悪いことではない。悲しい記憶の数ばかりが増えてしまったなら、忘れるより他ないのだから。」という内容の歌でした。
実際に自分も年を取り、だんだんと体の自由が利かなくなってくると、「やっぱり年を取るのはあまり嬉しいことではないな」と思う反面、年を取ったからこそうまく適応できるようになった、年を取るのも悪くないと思える部分もあることを実感しています。
猫もシニアになると、筋肉のしなやかさや瞬発力、俊敏さなどが影を潜め、猫らしさがあまり見られなくなってきます。
だからといって、猫としての魅力が半減するというわけではなく、シニア猫ならではの良さも出てきます。
年をとるということは、本人にとってつらい面が多いかもしれませんが、第三者から見るとそう悪いことばかりではなく、年を取ったなりの魅力というものが出てくるように思います。
シニア猫のよいところ
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今回は、そんなシニア猫のよいところや、シニア猫とともに快適に暮らしていくためのポイントをご紹介したいと思います。
ゆったりとした動き
猫の特徴の一つに「俊敏さ」がありますが、年を取ることで筋力が低下したり関節に負荷がかかったりして、シニア猫の動きは総じて緩慢になっていきます。歩く、食べるなど、何をするにもゆったりとした動き方をするため、はつらつとした猫らしさは感じられなくなります。
しかし飼い主としては、そんな愛猫を捕まえられずにヤキモキしたり、少し開いた玄関から逃げ出されてしまう、という心配はなくります。
また、ゆったりとした動きのシニア猫と一緒に過ごすことで、飼い主さん自身の時間もゆったりとしたものになり、落ち着いた気分で過ごせるようになることでしょう。
2.温和な性格
若い頃は臆病だったり気性が激しかったりと極端な性格だった猫も、年を取ることで徐々に温和な性格に変わっていくことが多いです。
ちょっとしたことに驚いたり、シャーッと威嚇するようなことも減り、愛猫と穏やかな毎日を過ごすことができることでしょう。