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ソムリエ・コンクール「トロフェ・アンジュリュス」、近藤佑哉氏が優勝!

ワイン王国

サービス実技を行う近藤氏。『シャトー・アンジェリュス1995年』は、まず室温を確認、18時55分に抜栓、19時にデキャンタ―ジュを行った。「95年ヴィンテージの繊細さを楽しんでいただくために小さめのデキャンタを選び、温度を16~18℃に調整しました」と近藤氏。95年に合わせ、「パレスホテル東京」のメニューから選んだのは”アワビと黄ニラのXO醤炒め”。XO醤の辛味にはメルロのやさしい果実味が合うと考えた。グラスは、シルキーなタンニンが感じられるよう、あえて小さめのものを用意。ゲストが料理の辛味を感じた際には、大きめのグラスを用意しておくなど、〝次の手〟も考えていた

的確な理論と実技でトロフィーを手に

優勝の喜びを、近藤氏はこう語る。

「トロフェ・アンジェリュスの記念すべき第1回大会で優勝できたことは、とても光栄でした。有名シャトーであるため、これから大会への注目度も高くなると思いますので、私もさらに自己研鑽を積まなくてはと強く思いました。同時に、アンバサダーとしてシャトー・アンジェリュスの魅力を多くの方々に伝えていきたいです」

そして、近藤氏はシャトー・アンジェリュスの魅力をこう解説してくれた。

「ブドウ栽培やワイン造り、プロモーションまで、常に進化すべくチャレンジを続けている生産者で、伝統と革新を融合したようなチーム作りが魅力です。大きな生産者はなかなか”顔”が見えにくいのですが、シャトー・アンジェリュスは哲学が明快で”顔”がはっきりと見えるのも素晴らしい」

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また、予選から決勝まで約3年半のブランクに際して、モチベーションの保ち方をどうしたのか聞いてみると、こんな答えが返って来た。

「自己研鑽は常に心掛けていましたので、モチベーションが下がることはありませんでした。助けられたのは、運営の中軸を担ってくださったソムリエ協会のご担当者が、開催に向けての準備や調整について、常に我々選手を気遣い、コンタクトを取ってくださったこと。おかげで、むしろ大会が待ち遠しくなるほどでした」(笑)

近藤氏が優勝した理由を、ステファニーさんはこう語る。

「10分という短いプレゼンテーションの時間で、近藤さんはシャトー・アンジェリュスの日本マーケットにおける現況を的確にとらえつつ、発展させるための企画を明確に提案してくれました。さらに、『シャトー・アンジェリュス1995年』のサービス実技においては、ワインの温度やグラスについて詳細に説明がなされ、また、合わせる料理に『アワビのXO醤ソース』を選んだ理由も明快でした。近藤さんは、ハイスコアで勝者となりました」。

新たなワインコンクールとして誕生した「トロフェ・アンジェリュス」は、近藤氏の言葉通り、今後の注目度は高くなっていくことだろう。大会に挑戦するソムリエたちは、シャトー・アンジェリュスを通じてさらに研鑽を積み、多くのワイン愛好家たちを”幸福な時間”へとの導いてくれるに違いない。近藤氏が手にする”襷(たすき)”を次は誰が受け取るのか、今から楽しみだ。

「トロフェ・アンジュリュス」の記念すべき第1回を記念し、記念撮影。3位の須藤亜希さん(左から2番目)、2位の野村大智氏(中央)、大会に尽力した輸出マネジャーのボング・グレラ・トラムさんとともに

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