ジャガイモにはビタミンCが多く含まれており、むくみ改善に効果的なカリウムも豊富です。春頃が収穫の最盛期です。さつまいもは食物繊維が豊富で便秘改善にも効果的な野菜。ビタミンCも多く含まれています。旬の時期は秋~冬です。
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かぼちゃ
野菜の中でも栄養価がトップクラスに高いかぼちゃ。不足しがちなビタミンが豊富に含まれており、特にβ-カロテン、ビタミンE、Cが多いため免疫力を高めてくれます。また、ビタミンEには体を温める効果があるため冷え性の改善におすすめします。夏場が旬の野菜です。
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タマネギ
タマネギに含まれる血液をサラサラにする成分である硫化アリルは、疲労回復に必要なビタミンB1の吸収を助け、新陳代謝を活発にしてくれる作用も。出荷の最盛期は5月ごろですが、新タマネギは常温での長期保管には不向きです。
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ごぼう
食物繊維が豊富なため、便秘や腸内環境を整える効果が期待できるごぼうは、秋~冬が旬の野菜です。新ごぼうと呼ばれる春に収穫される品種もあります。
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野菜を長期保存する方法
野菜は種類によって数週間~数か月保存できるものもあります。野菜を長期保存するには、新聞紙に包んで、風通しがよく直射日光の当たらない場所に置くのが基本。土付きのものは水洗いせず保存すると、鮮度を保ち風味が長持ちします。常温での長期保存が可能な5種類の野菜の保存方法を紹介します。
【ジャガイモ】
新聞紙を敷いた段ボール箱の中に入れて保存。保存目安は約4か月。
【さつまいも】
1本ずつキッチンペーパーで包んだ上から新聞紙で包み、ポリ袋に入れて保存。保存目安は約6か月。
【かぼちゃ】
カットせずに丸ごとで保存。保存目安は約2か月。
【タマネギ】
1個ずつ新聞紙で包んで保存。保存目安は約3~4か月。
【ごぼう】
新聞紙に包んで立てて保存。保存目安は土付きなら約2週間。
野菜が取れる非常食
写真:PIXTA
長期保存ができる野菜を素材のまま用意しておくのも良いですが、どうしても調理の手間が発生してしまいます。被災時に調理ができる環境が用意できるとは限りません。長期保存できる野菜のローリングストックと並行して、野菜が多く取れる非常食を備えておくのがおすすめです。
【野菜ジュース】
「カゴメ 野菜一日これ一本長期保存用190g×30本」
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賞味期限が製造より5年の缶入り野菜ジュースです。
【レトルト 野菜スープ】
「カゴメ 野菜たっぷりスープセット」
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賞味期限が製造より5.5年のパウチ入り野菜スープです。
「IZAMESHI(イザメシ) スープセット」
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賞味期限は製造から3年のパウチ入りスープ。常温でもおいしく作られています。
【缶詰】
「サンヨー堂 今夜のおかず缶詰」
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賞味期限は製造より3.5年。きんぴらごぼうや切り干し大根のうま煮など、野菜が含まれたおかずの缶詰です。
【フリーズドライ野菜】
「乾燥野菜ミックス」
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賞味期限は製造から6か月です。水につけて20分、お湯なら5分で戻せます。他の非常食(アルファ米やスープ等)に足して、手軽に野菜の摂取量を増やすことができます。
【野菜チップス】
「15種類の野菜が入っている! 野菜チップス」
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賞味期限は製造から120日。トマト・オクラ・ニンジンなど15種類の野菜を使ったおやつ感覚で食べられる野菜チップスです。
非常食の栄養バランスにも目を向けよう
非常食に関しては、必要な量をとにかく確保することに目を向けてしまいがちです。量は十分でも栄養バランスが悪くて体調を崩してしまった、となるのは避けたいですよね。ただでさえ心身に多大なストレスのかかる被災時は、なるべく食事のバランスに気を付けたいところです。
今回ご紹介した、普段から長期保存ができる野菜をローリングストックで備えながら、調理不要の野菜がたっぷり入った非常食をあわせて用意しておくことをおすすめします。非常時でも栄養バランスの良い食事ができるように、不足しがちな野菜を意識的に備えておきましょう。
<執筆者プロフィル>
シマサキアヤ
フリーランスライター
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