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<VIVANT>林遣都、役所広司の“若き頃”を熱演 福澤克雄監督は「僕がやりたいことをすべてやらせてくれた」

WEBザテレビジョン

堺雅人主演の日曜劇場「VIVANT」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系※9月10日は夜9:30-10:49)の第9話が、9月10日に放送される。同ドラマは、数々の作品を世に送り出してきた福澤克雄氏が原作・演出を手掛ける完全オリジナルの“アドベンチャードラマ”だ。このたび、”テント”のリーダーで、主人公・乃木憂助(堺)の父、卓を演じる林遣都のインタビューコメントが到着。9月3日に放送された第8話では40年越しに息子と再会して涙を流したり、児童養護施設にいる子どもたちに笑顔を見せたりと、その“素顔”が少しずつ見えてきたベキ。今回は、役所広司演じるベキの若き時代を演じた林が、卓が「ノゴーン・ベキ」として生きることになった経緯が明かされる第9話を前に、撮影前の福澤監督とのやり取りや、モンゴルロケでのエピソードについて語ってくれた。

■日曜劇場史上、最も豪華で挑戦的なドラマが誕生

同ドラマには堺の他、阿部寛、松坂桃李、二階堂ふみ、二宮和也、役所といった“全員主役級”のキャストが出演。

さらに、竜星涼、高梨臨、檀れい、濱田岳、坂東彌十郎、小日向文世、キムラ緑子や、映画「スパイダーマン」シリーズで知られるハリウッド俳優のMartin Starr(マーティン・スター)、「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイをはじめ数々の人気アニメのキャラクターを演じているレジェンド声優・林原めぐみらバラエティーに富んだキャストが登場。

また、2カ月半にも及ぶモンゴルのロケでは約1000kmを縦断、約250人のキャスト・スタッフが稼働するなど破格の規模での撮影が敢行された。

■“ベキ”の生きざまを表現するため「1つ1つのシーンに覚悟を持って挑みました」

――役作りで意識されていたこと教えてください。

役所さんの若い頃を演じるという責任感がありますし、役所さん演じるノゴーン・ベキが過去にどんな体験をしたのか、その時にどんな感情を抱いたのか、とにかくそこにフォーカスをあてました。

よりその感情に説得力を持たせないといけないと、自分の中で常にハードルを上げた状態で演じていました。“テント”という組織を立ち上げた男の生きざまを表現するために、1つ1つのシーンに覚悟を持って挑みました。


■「『VIVANT』は見ないともったいないですよ」

――福澤監督とはどんなお話をされましたか?

以前、「ドラゴン桜」(2021年、TBS系)に出演させていただいて以来、僕は監督に魅了されていました。でも今回、衣装合わせで監督とお会いした時は、「頼むよ」の一言だけで(笑)。

お芝居をする上では、僕がやりたいことをすべてやらせてくれて、監督からは“とにかく役を生き抜いてくれ”というメッセージをいつも感じています。

福澤組はスタッフの皆さんも、福澤イズムを受け継いでいる方たちばかりで、常にその雰囲気が現場に流れています。日本で俳優をやらせていただいていて、「VIVANT」のような作品に参加できたことを本当にうれしく思っています。

――モンゴルロケで印象に残っているエピソードをお聞かせください。

1シーン1カットを時間をかけて丁寧に撮る現場で、めったにできない経験をさせていただきました。撮影する環境が日本に比べて過酷な場所が多かったのですが、やればやるほど、生き生きしていくスタッフさんたちの表情を見て、やはり福澤監督のチームは飛び抜けているという印象を持ちました。そして、この人たちでないと撮れない映像、この人たちでないと作れない作品だと感じました。

僕の役は心情として、とても苦しい立場なのですが、モンゴルという環境が自分の気持ちをよりこの作品の世界に入っていきやすくさせてくれたと感じています。体もいい具合に疲弊していって、普段では簡単には作れない表現をすることができました。

役の感情をどういうふうに演じようかなどと、気持ちを作っていかなくても、撮影が始まると自然に心が追いついてくるという感覚。登場人物たちが経験していることに近いことを体験させてくれる現場でした。

――視聴者の皆様にメッセージをお願いします。

僕の周りもみんなが「VIVANT」のストーリー展開に驚いています。家族や友達にいろいろと聞かれるのですが、内容は言えなくて(笑)。僕も実際に放送を見て、ワクワクして見ている立場。

日本でこんなTVドラマが見られるのだという、高揚感を楽しんでいます。「VIVANT」は見ないともったいないですよ。そこにつきると思います。


 
   

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