日曜劇場『VIVANT』©︎TBS吉高由里子が主演を務める2024年放送のNHK大河ドラマ『光る君へ』に藤原隆家役で竜星涼が出演する。
参考：竜星涼、『光る君へ』で大河初出演 藤原隆家役は「今からとてもワクワクしています！」
竜星が演じる隆家は、藤原道長（柄本佑）の兄である藤原道隆（井浦新）の次男。兄の伊周（三浦翔平）とともに道長との闘いの末、一家没落の憂き目を見るが、冷静かつ闊達な性格で乗り越えていく。のちに大宰府に赴任、大陸から攻めてきた海賊・刀伊と対峙し、激闘を繰り広げることとなる。
当初、隆家役には永山絢斗の出演が予定されていたが、永山が大麻取締法違反（所持）の疑いで逮捕されたことを受け、降板が発表されていた。竜星は代役となるが、「（隆家は）男として、また自分の信念にも通じ、とても憧れるものがありました。また、統率力もあったと思われる彼の武人としての人間力をどう演じるか今からとてもワクワクしています！」と意気込みを語っている。
SNSでは竜星の出演を喜び、応援する声はもちろんのこと、かつて『アンナチュラル』（TBS系）で共演した井浦とは本作で親子役となること、そして『獣電戦隊キョウリュウジャー』（テレビ朝日系）で共演していた塩野瑛久も本作に道長の甥・一条天皇として出演するため、10年振りの再共演となることが大きな話題となっている。平安時代後期の歴史物語である『大鏡』には、隆家が、姉・定子（高畑充希）が生んだ男子を後継ぎに指名できなかった一条天皇に向かって直接「人非人」と非難する場面がある。このことから隆家と一条天皇は関係が深かったことが示されており、本作でも場合によっては竜星と塩野が並び合う可能性がある。戦隊モノファンにとってはたまらない瞬間となるだろう。
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現在、『VIVANT』（TBS系）で、警視庁公安部・外事第4課の新庄浩太郎役を演じている竜星。新庄は阿部寛演じる野崎が信頼を寄せている右腕的存在で、先を見越して、先手先手で動くことのできる野崎と同じくらいスマートに、無駄のない動きで野崎をサポートする。特に乃木（堺雅人）や薫（二階堂ふみ）らがバルカから脱出する際に、見事な連携を見せていた。
一方で、『スタンドUPスタート』（フジテレビ系）では起業を通して、関わる人たちの人生を明るく照らしていくパワフルな主人公・三星大陽役を演じた竜星。「天下のさがなもの（荒くれ者）」と呼ばれていたという隆家のことも、きっと暴れ回るように豪快に演じてくれることだろう。そしてそこに新庄のようなスマートさが加わえればもう、強くて気品ある平安貴族・隆家がイメージできる。早くもその姿を見るのが楽しみである。
（文＝久保田ひかる）
