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元宝塚トップ・珠城りょう、『VIVANT』に女性別班員役で出演 ビッグプロジェクト参加に「まさか自分が関われるとは」

WEBザテレビジョン

堺雅人主演の日曜劇場「VIVANT」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)の第7話が、8月27日に放送される。同ドラマは、数々の作品を世に送り出してきた福澤克雄氏が原作・演出を手掛ける完全オリジナルの“アドベンチャードラマ”だ。このたび、第6話ラストで満を持して登場した女性別班員を演じる珠城りょうのインタビューコメントが到着。2008年に宝塚歌劇団に入団し、男役としては天海祐希に次ぐ異例のスピード出世を果たした珠城は、2021年8月に退団後、日曜劇場「マイファミリー」(2022年、TBS系)に出演すると、存在感のある演技で作品を彩った。今作では、自衛隊の精鋭部隊である“別班員”を演じる珠城が、演じる上で意識していることや、撮影現場でのエピソードについて語った。

■日曜劇場史上、最も豪華で挑戦的なドラマが誕生

同ドラマには堺の他、松坂桃李、阿部寛、二階堂ふみ、二宮和也、役所広司といった“全員主役級”のキャストが出演。

さらに、竜星涼、林遣都、高梨臨、檀れい、濱田岳、坂東彌十郎、小日向文世、キムラ緑子や、映画「スパイダーマン」シリーズで知られるハリウッド俳優のMartin Starr(マーティン・スター)、「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイをはじめ数々の人気アニメのキャラクターを演じているレジェンド声優・林原めぐみらバラエティーに富んだキャストが登場。

また、2カ月半にも及ぶモンゴルのロケでは約1000kmを縦断、約250人のキャスト・スタッフが稼働するなど破格の規模での撮影が敢行された。

■“別班”らしい所作を徹底「事前に勉強しました」

――「VIVANT」への出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。

前回の「マイファミリー」に続き、また日曜劇場に出演させていただけるということを、とてもうれしく思いました。7月期で豪華な俳優さんたちの出演する大きなプロジェクトがあるということは噂で耳にしていたのですが、まさかそこに自分が関われるとは思ってもいませんでした。貴重な機会をいただけたことに、とても感謝しています。

――役を演じるにあたり、意識されたことはどんなところですか?

“別班”は自衛隊の精鋭部隊なので、まずはきちんと訓練されているように見えなくてはと思い自衛隊の訓練映像をネットで調べ、“10度の敬礼”などの所作を事前に勉強しました。

実際に動く別班員で、女性は私だけでしたので、他の方々にひけを取らないような動きが求められるのだろうと、あれこれイメージトレーニングしつつ、撮影に挑みました。


■福澤克雄監督は「“俳優のことを育てよう”と強く思ってくださっている」

――撮影現場で印象に残っていることはありますか?

現場には自衛隊の動きを指導する専門家の方もいらっしゃって、敬礼、立ち方から足のそろえ方まで、すべて教えてくださったので、とにかくそれを何度も練習しました。

第6話の最後に別班員が集まるシーンでは、福澤(克雄)監督から、「スッと立つ動きにスピード感がほしい」と要望をいただいたので、撮影の合間に立つ練習と敬礼の練習をずっと1人でやっていました(笑)。

撮影では、乃木さんの空気を感じつつ、みんなで動きを合わせるというのを意識しました。顔の角度、どのタイミングで司令の櫻井さん(キムラ緑子)を見るのか、立ち上がるタイミング、座るタイミングなどを合間に相談しながら撮影を進めていきましたね。

――主演の堺雅人さんとはどんな話をされましたか?

堺さんはせりふも多くて誰よりも大変なはずなのですが、いつも周りに気を配っていらっしゃいました。撮影の合間に、「宝塚にいたんですよね?」「今はどういう舞台をされているんですか?」と私にまで気さくに話しかけてくださったので、一気に緊張がほぐれました。

また、細かいお芝居やセリフのトーン、舞台と映像の芝居の違いなど、いろいろと相談に乗っていただき、私にだけではなく他のキャストの方とも積極的にコミュニケーションを取っていらして座長としてもなんて素晴らしい方なのだろうと感激しました。

――原作と演出を務めている福澤監督の印象をお聞かせください。

現場での福澤さんの振る舞いを見ていて、“俳優のことを育てよう”と、強く思ってくださっている方だという印象を受けました。

映像作品の経験が少なかった私に、「最初はうまくいかないこともあると思うけど、慣れだと思うし舞台を基礎にやってる人は絶対に強いから、とにかくこの仕事を続けなさい」と、演じ方を含め、今後どういう役者になりたいのか、私には何が足りないのか、アドバイスをくださり、とても励みになりました。

――最後に読者へメッセージをお願いします。

これだけのキャストの方々が熱を注いで、スタッフさんもたくさん支えてくださって、そのチームの一員として撮影に参加できたことが本当に幸せでした。

私も毎週、楽しく拝見していますが、多くの方々が注目して、いろいろな考察をしてくださっているのを見ると改めて視聴者の皆さんに支えられていることを感じます。私の顔と名前も覚えていただけたらうれしいです(笑)。

最終回に向けて、さらに目が離せない展開が待っていますので、引き続きいろいろな想像、考察をしながら「VIVANT」を楽しんでいただけたらと思います。

 
   

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