岡崎工科としては、平松忠親監督は、「初回に何とか得点したかった。あそこでもう1本が出なかったことが敗因の1つだった」と悔いた。それでも、「打撃力としては、ウチの方が上だと思っていたし、安城がいろいろ仕掛けてくることも、当然予測しとって、その対策も練ってはいたんだけれども、結果的にあと1本が出なかった。今年は全三河大会も出場を逃しとるし、夏へ向けてもう1度じっくり作っていかないといかん。加藤は前日まで熱があったようなんだけれども、回復させてよく投げたと思います」と、先を見据えながら、粘りの投球した加藤のことはねぎらっていた。
(取材=手束 仁)