女優の鈴木京香が、日本建築学会「文化賞」を受賞した。同学会の公式サイトで、4月19日に発表された。取り壊しの危機にあった建物「ヴィラ・クゥクゥ」を個人で引き受け、保存・再生したことが評価された。
「ヴィラ・クゥクゥ」は1957年竣工で、モダニズム建築の巨匠、ル・コルビュジエに師事した建築家・吉阪隆正の代表作。鈴木は「管理人」として維持管理にあたるとともに、このことが多くのメディアで取り上げられ、「建築の文化的価値を広く知らしめることに貢献」し、「今後の有名建築保存再生への理解を推進」した業績が認められた。
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建物の購入については、2022年6月に「WEB女性自身」が報じており、「土地だけでも約3億円はくだらない」という不動産関係者の話を紹介している。竣工から65年以上経過した歴史的邸宅を、竣工当時の姿に復元したとあって、その改修費用も相当な額とみて間違いないだろう。
2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で丹後局を演じ、圧倒的な存在感を見せつけるなど、大女優となった鈴木。とはいえ、そんなお金がどこから――。