■表情へのこだわり
――舞白にはいい意味でじめっとしたオタク感があり、紅凛にどれだけ沼っているのかがよく伝わりました。
はるしおん:内面は紅凛オタク全開な舞白ですが、読者さんから「怖っ!無理!」と引かれないようにバランスは意識しました。紅凛やグループの後輩たちの前では“良き先輩”であろうと抑え込もうとするも、愛が漏れ出てしまっている様子が愛嬌として捉えてもらえると嬉しいです。
――また、ラストの紅凛の表情は可愛らしくもあり、ヤンデレっぽいゾクッとさせるものもありました。
はるしおん:今回のお話は舞白視点で話が進むため、紅凛の心情は隠されいます。ただ、それでも「読者さんに彼女の抱えている激情を感じてもらえたら」と思い、そのページだけは少しだけ主線を荒くしたりなど作画に変化をつけています。
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――続きが気になる内容でしたが、その予定はありますか?
はるしおん:今回Twitterで公開した漫画は全体の前半部分にあたり、11月に開催されたコミティア142で後半パートを追加してまとめた本を頒布しました。また、紅凛視点の続編もネームまではできているので、そちらも時間を見つけて制作する予定です。
――今後はどのように活動していく予定ですか?
はるしおん:仕事であれ趣味であれ、楽しく描き続けることが目標です。そして私の漫画を読んだ誰かに少しでも楽しんでいただけたらとても幸せです。
(望月悠木)