ナミの出生は明かされる? 画像は「ONE PIECE ワンピース 20THシーズン ワノ国編 piece.6」DVD(エイベックス・ピクチャーズ)

【画像】ナミは王家の血筋? 期待高まる過去エピソードとは(5枚)

出生不明な麦わらの一味に「メインなのに(泣)」

『ONE PIECE(ワンピース)』では、過去を振り返る回想シーンで登場人物の過去を知れたり、未回収だった謎が明かされたりする場面が魅力のひとつです。麦わらの一味はルフィやサンジ、ロビンなどの過去が詳細に描かれており、よりキャラの魅力を引き出しています。しかし、ナミのようにいまだに出生などの過去が明らかにされていないキャラたちも複数名残されています。最終章突入後、いまだに出生不明な麦わらの一味のメンバーは今後のエピソードで過去が明かされていくのでしょうか。

ナミ

 まずは、航海士のナミです。彼女は「東の海(イーストブルー)編」から登場していながら、出生が謎に包まれた人物です。「オイコット王国」で戦争孤児だったところを当時海兵だったベルメールに拾われ、ココヤシ村で育てられたことが判明しています。しかし、ベルメールはあくまで養母であり、本来の親は明かされていません。

読者の間では「本人も知らない大きな秘密があるのでは?」と予想されており、そこから、「古代兵器『ウラヌス」と関わりがあるのではないか』という説が浮上しているようです。 ウラヌスのモデルは、ギリシア神話に登場する天空神、ウーラノスと予想する声が多く、ウーラノスは「天そのものを神格化した存在」といわれています。

 モデルが本当にウーラノスなのであれば、「前兆のない風」といわれている「偉大なる航路(グランドライン)」のサイクロンを感じ取ることができたナミと、ウラヌスが関係している可能性は高そうです。また、古代兵器「ポセイドン」の正体といわれている、しらほしはナミと会った際に「ホッとする」と発言しており、「古代兵器との匂わせではないか?」という声があがっていました。もし、本当にウラヌスとナミに深いかかわりがある場合、ナミをめぐった戦いが繰り広げられることもあるのでしょうか。

フランキー(カティ・フラム)

 続いて、船大工のフランキーです。彼は海賊だった親に捨てられた後、「ウォーターセブン」で船大工のトムと出会い、弟子入りしたことが明かされています。物心つく前に「グランドライン」に入ったとのことですが、出身国や実の親などはハッキリしていません。

 ファンの間では、百獣海賊団の大看板・クイーンがフランキーの父親ではないかと予想する声があがっていました。根拠は、自身の体を改造したサイボーグであること、初登場シーンでは部下を連れてダンスを始めるなど共通している部分が多いからです。

 ただしフランキーが36歳なのに対して、クイーンは56歳です。ふたりは20歳差のため、「年齢的に親子かは微妙ではないか」との声もあれば、「共通点は多いからもしかしたら……」と意見が二分しているようです。「ワノ国編」では、クイーンとフランキーのからみはほとんどありませんでした。クイーンに再登場があれば、ふたりが似ている理由も判明するのかもしれません。

ブルック

 最後は、音楽家のブルックです。彼はある王国の護衛船団出身で、その後入団したルンバー海賊団が全滅して、一度死亡している人物です。死んでも一度だけ黄泉の世界から蘇生できる「ヨミヨミの実」の力で第二の人生(骨生?)を歩んでいたところ、ルフィたちに出会い、麦わらの一味に加入しました。

 ブルックの過去は「とある護衛船団の団長を務めた」「ルンバ―海賊団の音楽家兼剣士だった」など、断片的な情報しか語られておらず、出身地や海賊になる前に何をしていたかなどは不明なままです。

 護衛船団の団長という地位にいながら、海賊になった理由については「国が滅んでしまったからでは」「少年誌では載せられないダークな話があるのでは」などの考察があがっていました。「ヨミヨミの実」についての情報も少なく、今後のエピソードでの活躍に注目が集まっています。

「ホールケーキアイランド編」では、出生が不明だったサンジの血縁者が重要なキャラとして活躍しました。また、「ワノ国編」の「SBS(質問コーナー)」にてゾロの家系図が公開され、霜月牛マルとゾロが似ている理由が判明しました。今回紹介した出生が謎に包まれている人物も、今後のエピソードで秘密が明かされていくのかもしれません。