ルフィたちの人助けはお金になるのか!?『ONE PIECE ワンピース 20THシーズン ワノ国編 piece.38』DVD(エイベックス・ピクチャーズ)

【画像】麦わらの一味の味方の金持ち(?)たち(6枚)

人を助ける海賊はお金の工面が大変!

 海賊といえば、本来なら立ち寄った場所で略奪を働くイメージがあります。しかし『ONE PIECE』に登場する麦わらの一味は、人びとを助けてばかり……。彼らの収入は、いったいどうなっているのでしょうか。ネット上で話題になっていました。

 まず『ONE PIECE』世界の海賊も、基本的には一般的なイメージの海賊と大きく離れてはいません。王下七武海は政府から海賊行為を許可されていましたし、各地で略奪をする海賊も登場しています。非道ですが、海賊の支配から国を救うなど、良い行いの方が目立つ麦わらの一味よりも、海賊としては自然です。

 当然ですが、生きていくためには、ルフィたちもお金が必要です。サニー号の動力源のコーラや修理資材、食料、武器、医薬品、消耗品などを賄うには、なんらかの収入源が必要となります。特にルフィの食事量を考えると、食費はとんでもないはずです。

 麦わらの一味の収入源として、有力なのは「手に入れたお宝を売ったお金」です。確かに「ウォーターセブン編」では、空島で手に入れた黄金を換金して3億ベリーを獲得していました。もっともこのお金の大部分はフランキー一家に奪われ、残りもエニエス・ロビーから帰ってきた後の「宴」で、ルフィがほとんど使ってしまっています。

 その後、「スリラーバーク編」では、ゲッコー・モリアの部下のペローナがこっそりサニー号にモリアが持っていた食料・財宝を積んで、逃げようとしていました。しかし、彼女は突如現れた当時の七武海バーソロミュー・くまの能力で飛ばされてしまい、船に積んだ財宝などはそのままとなります。そして、スリラーバークを出た後の「シャボンディ諸島編」で麦わらの一味はくまによって各地に飛ばされ、再集結するまでの2年間、フランキーが来るまではくまがサニー号を守っていたため、モリアの財宝分のお金はまだかなり残っているはずです。

 また、仮に「ルフィが各地で開く宴でスリラーバークの分の財宝の資金も尽きた」というようなことがあったとしても、「友好な関係を築いた国から支援してもらっているのでは?」というコメントがあるように、有力なパトロンがいる可能性もあります。代表的な国々では、アラバスタ王国やドレスローザ、女ヶ島アマゾン・リリー、魚人島、ワノ国などがルフィたちに協力的です。麦わらの一味と長旅をともにしたネフェルタリ・ビビ王女などが、意外と仕送りをしているのかもしれません。

 お金だけではなく、食料そのものを獲得することも大切です。ルフィたちが船の上から釣りをするシーンもあり、航海中の食糧の多くは狩猟・採集で獲得していることもうかがえます。「そもそも島に上陸しているとき以外はお金使うことなさそう」「ナミがきっちり管理して支出バランス取れてるはず」と、そんなに一味の航海の経費はかかっていないと考える人もいました。

 その他にも「倒した敵から(主にナミが)毎回財宝を奪っているはず」「救った地域での宴の経費は、向こうが払ってるでしょ」「ブルックが『ソウルキング』として稼いだ金もそこそこあるんじゃないか」「これから先、四皇になったルフィたちに金を払わせようとする、度胸のある一般人はいないかも」と、いろんな意見が出ていました。