画像はアニメ『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』ビジュアル (C)和月伸宏/集英社・フジテレビ・アニプレックス

【画像】おじさんどころか「おじいちゃん」が主人公の作品も!

大人が主人公のマンガがかっこいい理由とは?

 少年が主人公として活躍するマンガが大多数を占める「週刊少年ジャンプ」連載の作品。しかし意外にも大人が主人公の作品も数多くあります。自分が大人になって、「大人が主人公」にますます良さを感じるもの。ネット上では、「大人の主人公がかっこいい」と話題になっていました。

 なかでも多くの支持を集めていたのが『シティーハンター』の冴羽リョウです。普段はおふざけキャラながらも、大人の包容力とシリアスな魅力、さらに色気と戦闘力も併せ持つ冴羽リョウに、「理想の主人公」とする声が多くあがっていました。

 また『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の主人公である、緋村剣心のファンも多い様子。暗い過去を背負っている剣心のキャラクター設定がストーリーに深みを出していることから、「主人公がこの年齢だからこその作品」「剣心のアンニュイな雰囲気が好き」という声があがっています。また若く見える剣心ですが、実年齢が28歳で、結婚歴もあるという事実に衝撃を受けた読者も多かったようです。

「少年ジャンプ+」で連載中の作品では、2024年のアニメ放送が決定している『怪獣8号』があります。主人公は、32歳の男性である日比野カフカです。作中では「おじさん」扱いされているカフカですが、彼が泥臭く夢を追いかける姿は世の中の大人たちに勇気を与えています。読者からは「かっこ悪いけどかっこいい」「おっさんだけどちゃんとジャンプの主人公だよ」といった声があがっていました。

 主人公が大人に成長した姿を見られる作品として『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』に登場するナルトを推す声も。「『BORUTO』に時々登場するナルトがかっこよすぎる」「立派な大人になってくれて感無量」などの声がありました。

 少年マンガにありがちな主人公の成長を描いた作品ではなく、警察官の日常を描いたギャグマンガ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両津勘吉も「大人の主人公」です。両津勘吉という型破りなキャラクターと下町ならではの人情が描かれ、国民的マンガとなった作品です。「世間的に見ればダメな大人だけど、義理人情にあふれていてかっこいい」「人生を楽しむ大人の余裕を感じる」といった声が。他にも『地獄先生ぬ~べ~』の鵺野鳴介や『トリコ』のトリコにも注目が集まっており、「知識と経験が豊富で憧れる」という意見がありました。